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とあるキャンピングカー親爺の独り言

若いころから船員になるのが夢で海洋小説に夢中になりました。特に英国の作家セシル・スコット・フォレスターの「海の英雄ホーンブロアーシリーズ」は私の人格形成に大きな影響を与えたと思います。やがて30代になった私は海外に長いこと赴任しまして時々先輩の所有する30フィートクラスのヨットに乗船させてもらいました。

練習船と烏帽子岩

もちろん順風で穏やかな海を走る時は最高です。ヤードやセールに当たる風の音と波をかき分ける音だけが聞こえる静寂の世界です。

ただしヨットの優雅に見える航海は乗組員の確かな技量によって支えられていることを知る人は少ないことでしょう。当時の私は生活に追われるばかりで、その技量を得るための時間と金銭的な余裕がなかった。先の先輩に「還暦をむかえたらリタイアして好きなことをやれ」とアドバイスされていました。還暦になりセミリタイアすることができましたが、とても長い20年間でした。

伊東マリンタウンからの日の出

さて、話が愚痴っぽくなりましたので結論に急ぎます。還暦後をどう生きていくのかというテーマを考えたときに最初に浮かんだアイデアは私自身の「ディスカバリー・ジャパン・アゲイン」でありました。

この日本中を旅する相棒としての乗り物を自作出来たらどんなに素晴らしいだろうと思いついたのです。それがすべての始まりでした。

北海道 某オートキャンプ場 

キャンピングカーを自作すると聞くと随分と大きな話に聞こえるだろう。しかし実際は車内に木製の机やベットを組み込み就寝や調理が出来るようにするだけである。日本でのキャンピングカーのクラス分けのひとつにバンコンというものがある。これはVANタイプの車をベースに製作されたキャンピングカーです。

自作したキャビン

私は車体の構造を変える必要のないVANタイプの車を選びました。理由は市街地での走行に無理がなく運転者への負担が少ないと考えたからです。実際に運転してみると横風問題、市街地での駐車や洗車などその他の点でVANタイプは便利であると感じました。

次になぜキャラバンかという質問には二代続く日産ファンだと答えます。最近、日産はゴーン氏の問題によって騒がれていますが私のスタンスは「ゴーンは最低」「日産最高」というものです。これからも日産ファンを続けるつもりです。

常磐自動車道 友部SA

次に気になる価格について説明します。まだWordPressの操作に慣れていないので見積書を閲覧できるように設定できませんが標準幅ハイルーフ・ロングボディー車とワイド幅ハイルーフロングボディー車の価格をカテゴリー「データ」に収納しましたのでごらんください。約300万円ですが日産ビックバリュークレジットを利用しての支払いも一考です。

納車は2017年の10月末でした。初め、長い車体に戸惑いましたが前輪と後輪の長さは普段使用している日産セレナと同じなので少し安心しました。11月から12月までは隔月紙「カーネル」や「オートキャンパー」などの雑誌を参考にしてマイキャンピングカーの構想を練りました。雑誌購入費は約2万円です。

モックアップで検討中

アイデアだけでは具体的な設計に至らないのでモックアップを作成することにしました。内装家具の外枠を安価な木材で製作して車内での位置や搭載機器との関係を検証しました。製作前に詳細を検討したかったので搭載機器は実物を使用しました。この時期は物が出来ないのに出費がかさむ忍耐の時でもありました。

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